Google Cloud Next'18に参加してきました

Google Cloud Next’18に参加してきました

こんにちは。サイトリライアビリティエンジニアリング部の宮崎&データテクノロジーラボ部 松田です。
先月(7/24-7/26)サンフランシスコで開催されていたGoogle Cloud Next’18に参加してきました。
帰りの便が台風の進路と重なり、福岡空港経由の数時間遅れての東京着となりましたが、無事帰国することができました..

NEXT自体は今年で3回目(初年度はGCP NEXT 2016、昨年はGoogle Cloud Next’17)、昨年までは3月実施でしたが、7月のサンフランシスコも気温20℃前後と快適な気候の中、Moscone Centerに向かいます。

初日のキーノート会場の様子です。
2016年、2017年も参加していましたが、年々参加者が増えており、会場もどんどん広くなっています。

この写真の四角いコンテナの中からプレゼンターが何度か出てくる場面があったのですが、その時は会場でもどよめきがあがりました。昨年はMoscone Westのみの会場だったと思いましたが、今年は少し離れたpalace hotelも含めて、4カ所での開催となっています。ちょっとした移動が多く、セッション間はおよそ30分取られていますが、かなり忙しなく感じました。

キーノート後はブレイクアウトセッションに出たり、スポンサーブースを見に行ったりと、あっという間に時間が過ぎていきます。

5日弱の滞在でしたが、情報収集だけでなく様々な同じサービスを使うユーザーとも交流でき、濃い時間を過ごすことができました。Googleは比較的開発者に向けたソリューションが多いですが、年々よりエンタープライズに向けた管理サービスが増えてきたのもあり、これからのアップデートに期待しています。

既にキーノート含むセッションはyoutubeで公開されておりますので、詳しくはそちらをご参照ください。
また日本からの参加者による各種報告会も多数実施され、資料も公開されているので、是非興味ある方はご参加ください。宮崎もそのうちの一つで発表しております(資料は下記です!)。

また、Next期間中はGoogle本社からもたくさんのエンジニアやPMが集まっています。Googleのエンジニアに質問できるブースもあり、単にセッションに参加するだけでなく、エンジニアやPMの方に要望を直接伝えたり、意見交換できたりします!

普段GCPを実際に利用している中でのフィードバックや追加機能要望をベースにディスカッションすることで、GCPでやりたいことを実現するためのよりよい方法であったり、GCPを使うことで生み出せる新たな可能性についての理解を深めることが出来ました。

機能要望するときのポイントベスト3です。(私見)

☆1 ユースケースを明確にすること
何故その機能がほしいのか、どんなときに使いたいのか という背景をはっきり伝えることで、共通認識を持ちやすくディスカッションがスムーズに進みます。反対にこれが無いと、「なぜこの機能が欲しいのだろう?今だと何故ダメなんだろう?」となってしまうので非常に大切です。

☆2 ワークアラウンドの有無を伝えること
1を伝えた上で、今はそれが無いためにやりたいことが実現できていないのか、それともワークアラウンドによって実現は出来ているがベストでない状態なのかを伝えることで、優先度が変わります。

また、こちらがワークアラウンドが無いと思っていても、なにかワークアラウンドを知っている場合もあるので重要です。

☆3 仲間を増やすこと
自分たちだけの意見なのではなく、他にも多くのユーザーが思っている意見であることを伝えることで、インパクトが変わってきます。

もちろんエッジケースで仲間がいない場合もありますが、同じような悩みを抱えているケースも多いですし、ユーザー会などを通じて他社の仲間を増やしたり、社内の別プロジェクトからの要望も盛り込んで伝えることが大切かと思います。

上記が揃うことでスムーズに話が進められたり、納得度が違ってくるのではないかと感じました。

大きなカンファレンスに参加するのは、カンファレンスそのものはもちろんですが、人が集まって意見交換したりする機会として捉えるのも良いかと思っております。
これからも似たような機会はあるはずなので、勉強会などではうまくいった事例だけでなく、困っていることも積極的に共有して、仲間を増やしていければと思います。

ちなみにNEXTは次の’19の日程が公開されています(早い!)。またレポートできる機会があれば、記事にしたいと思います。