リクルートテクノロジーズ メンバーズブログ  日越で切磋琢磨!オフショア開発のリアル【前編】

日越で切磋琢磨!オフショア開発のリアル【前編】

こんにちは。広報の鷲見です。

先日、リクルートテクノロジーズ独自のオフショア開発スキーム「LaRue」について掲載しました。
(記事はこちら
一般的なオフショア開発は海外に下流工程を委託し、完成物を納品してもらうという形式をとります。しかしLaRueスキームは、開発のほとんどの工程をベトナム人メンバーと一緒にやり遂げるモデルになっており、以下の2つの特徴があります。

1.(必要に応じて)ベトナムの開発メンバーを日本に呼び、要件定義から参画してもらう
2.基本設計から結合テストまでを日本のメンバーがベトナムに飛び、共同で実施

今回は特別編として、ダナンのオフショア開発の現場で、とある大規模サイトのエンハンスを担当している日越のエンジニアのインタビューをお届けします。

アイキャッチ

左:曽根啓佑
2009年リクルート(当時)に新卒で入社。飲食領域の営業を経て、4年目にMIT(現リクルートテクノロジーズ)へ異動しITエンジニアに。5年目よりオフショア開発に参画、現在に至る。

右:HungNTさん
2007年にFPTソフトウェア入社。リクルートテクノロジーズがオフショア開発に取り組み始めた当初より、ベトナム側のプロジェクトマネージャー(PM)として参画。現在は複数プロジェクトのプロジェクトマネージャを務め、リソース管理なども担当。

オフショア案件における 、リクルートテクノロジーズならではのおもしろさ

―リクルートテクノロジーズのオフショア開発の醍醐味ってなんでしょうか?

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HungNT:
3つあると思います。
1つ目は、直接日本のメンバーと接点を持てること。今まで経験した日本企業のオフショア案件と比較して、テレビ会議や対面でのミーティングが非常に多く、日本のメンバーと 直接コミュニケーションを取る機会に恵まれています。

2つ目は、理論と実践を兼ねていること。実際に日本のメンバー と会って話をする機会が多いため 、表面的な仕事の知識だけでなく 、実際どう動くかといった具体的な実践方法(How) についても学ぶことが多いです。

3つ目は、正当に評価されること。一緒に働いている中で、自分の努力による結果を正しく評価してもらえると感じています 。理由として、事前に 役割ごとに必要な 能力が細かく定義されて いて、ステップアップのための道筋と評価基準がはっきりしているので、正当に評価されやすい環境なのだと考えています。
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曽根:
私は大きく分けて2つですね。
1つは、自分の仕事の成果がすぐにわかる、ということ。例えば、ドキュメントの 記述や指示が甘かった場合など、 イケてないことがあると品質が下がったり、進捗が悪くなったりするなど、すぐ自分に跳ね返ってきます。日本だと、行間を読むといったコミュニケーションでなんとなく伝わって顕在化しないことが多々ありますが、オフショアだと、この”よしなに”のコミュニケーションが全く通じません。成果がすぐにわかるので、PDCAを高速に回せるため、自身のスキルアップを考えると非常に良い環境だと考えています。大変ですが、試行錯誤の中で力がつくし、やりがいがありますね。

もう1つは、日本とベトナムのメンバーが一緒にプロセスを創っていくおもしろさですね。
いま、大規模サイトのエンハンスを手掛けていますが、体制やプロセス検討などゼロベースから立ち上げを行っています。答えが無く、方法論が決まっていない中で、日本とベトナムの認識をすり合わせて「どうやるのがお互いにとってベストなのか」対等な関係で、体制やプロセスなどを考え構築する。これは非常におもしろいことだと考えています。

初案件で一気に成長が加速する

―とはいえ、LaRueスキームに取り組む中で壁もあったと思いますが、自分が一番成長したな、と思うエピソードを教えてください。

HungNT:
いちばん最初、2012年の案件ですね。リクルートの案件に初めて入ったときです。
通常のオフショア開発案件だと、こちらで開発を受託して完成品を納品するので、日本の開発者とは簡単なQAや進捗の確認が主なコミュニケーション となります。課題が発生した場合はベトナム側で解決し、日本側には報告のみという場合が多いです。しかし、リクルートテクノロジーズのLaRueスキームでは、日本のメンバーが伴走して、毎日進捗も課題も全部共有して、一緒に解決するというやり方をとります。

ベトナム側のPMとしてリクルート案件に入ったとき、従来のやり方を変えられず、何も共有できませんでした。日本側からすると「何をしているのかわからない人」になってしまっていたと思います。 今では求められていることと自分の動きにズレがあったと理解していますが 、当時は評価されない理由がわからず、非常に落ち込みました。 正直、もう アサインされないのではないかとも思いました。

─その壁は、どうやって乗り越えたんですか?

HungNT:
そのプロジェクトが終わった後、次のプロジェクトまで少し間がありました。
その間に、リクルートテクノロジーズのPMと一緒にスキルマップを作って、苦手なことをつぶしていく作業をしました。
前半2

正直に言うと、最初「自分で弱点を書き出してみて」、と言われたときは、かなり抵抗がありました 。ただ 、やっていく中で、PMに「ここはできている、次はこの項目を強化するためにこれをやってほしい」といった やり取りが増えてきて。あ、サポートしてもらえている、と感じてからは気が楽になりましたね。

実際この取り組みを通して、自分に求められていることがすごくよくわかるようになりました。3年以上たった今でもこのチェックリストはよく見返していて、自分の指針になっています。
(後編へ続く)